2014年06月27日

最初は6uの土地

本日、渋谷本町の土地売却が終了しました。

クラス史に残る事業となりました。

昨年の秋に持ち込まれた案件はボロボロの空き家が建っている登記簿上6uの土地(実際には約90u)。依頼者は10年以上前に相続によって土地を所有した3人のうちの1人でした。建物は土地の現所有者とは関係のな他人名義であり権利関係はかなり複雑。さらに、その土地が面する道路は但し書き道路で、役所の特別な許可がなくては建物が建てられず、建築の制限も受けるというものでした。

調査を開始すると長年放置された家は、不審者が入り込むなどして周りの人も迷惑している建物であることが判明。隣地を回ると「何とかしてほしい」という声が聞こえてきました。役所にヒアリングに行くとやはり苦情が多い物件で、窓口の担当者も問題意識を持っているようでした。

難易度は高いが、役所と近隣の協力が得られるのあれば可能性はあると信じて事業を開始しました。まずは、土地の測量をして土地所有者者全員から土地を買い受ける準備と建物所有者を見つけることでした。

建物登記簿から真の所有者を特定し、代理人の弁護士にたどり着きました。複雑な交渉が続きましたが建物の権利を買い受けることができました。

次に、裏のアパートを購入することによって建築基準法上の土地に面することができるので、アパート所有者に購入交渉を開始。アパートには80歳のおばあちゃんが入居中でしたが居ぬきで購入することにしました。おばあちゃんはとても協力的で、現状よりいい物件を探して引っ越してもらいました。

ボロ屋とアパートを解体すると、約47坪のきれいな形の土地が出来上がりました。2分割にして土地分譲開始。その間、土地と一緒に取得した私道は接する方(7名)に無償で名義を譲渡しました。これでいちいち私道の承諾書をとる必要がなくなります。周りの方々からも感謝される結果となりました。

そして今日、全ての所有権移転が終わりました。

たかが一案件でもたくさんの人達の人生に関わる案件となりました。



区画図(本町).jpg

posted by 舟積一洋 at 13:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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